2月8日「市民が提案する区庁舎機能」市民案を提出しました。
生活者ネットワークは、常々区への要望や提案に際しては、区民の方も一緒に参加していただいている。今回も、市民案作成の過程でご意見をくださったり議論に参加してくださった方たちに同席していただき、区長の代理で出席された企画部長と総務部長に市民案を一緒に手渡した。
本市民案をまとめるにあたっては、既にご報告のとおり、約1年をかけて、アンケート、講師を招いての講演会、ワークショップなど様々な手法で意見募集を行い、議論も重ねてきた。
議論の結果、市民案の構成は◆今、なぜ新庁舎機能の市民案を提案するのか?◆まず、課題の洗い出しを冒頭に掲げ、その上で◎住民目線の利用しやすい区庁舎についてまとめた案を、テーマ別に列挙する形とした。
各テーマ共通で訴えていることは、一にも二にも市民参画が必要だということだ。
計画を検討するのがだれであっても「より良い庁舎にしたい」という気持ちは持つに違いない。そして色々な立場の人たちへの配慮は当然するであろう。しかしどんなに他者を理解しようという気持ちがあっても、本当のところは当事者でなければ分からないものだ。同じ品川区民であっても、求める機能が違ったり、場合によっては相反することもあるだろう。しかしこれは、多様な立場の区民による当事者参加の議論で解決に向けての対応が可能だ。
品川・生活者ネットワークとして庁舎機能の検討を重ねてきた結果、たどり着いたのが結局「多様な市民参加による議論が必要、特に障がい者への配慮については当事者参加が必須」ということだった。
提出後の意見交換では、同席してくださった区民の方から、主に障がい者や高齢者などハンディのある立場への配慮についてと、検討には様々な立場の市民がかかわることの重要性について、意見を言っていただいた。
総務部長からは「多様な市民参加についてはワークショップなどを検討している」など意見を前向きに受け止める発言もあり、その他にも予定の時間を少しオーバーしての意見交換の機会となった。
今後は、提出した市民案の各項目がどのように反映されていくか、とりわけ「多様な市民参加による議論」が保障された形で区庁舎建て替えの議論が進んでいくかについてしっかり注視していくことが必要だ。そして要所要所で品川・生活者ネットワークとしての発言をしていく考えだ。