品川区にも人種差別撤廃条例を‼︎

川崎市パブコメのサムネイル

「ヘイトスピーチを許さない」川崎市民ネットワークからの呼びかけ。多くの方のパブリックコメントへの参加への願いを込めて。

私の友人がヘイトスピーチへのカウンター活動に熱心に参加している。銀座の教文館を会場とした集会を重ねており、先日7月7日が6回目の集会が開催された。。「こういう活動はオシャレにやりたいの!」という言葉の通り、いつも私に素敵な案内状が届く。時間の許す限り参加しており、ヘイトスピーチに限らず、人権侵害についていつも新たな知見や考えるヒントをいただいている。

今回は会場に参加しておられた川崎市在住の在日韓国人の方から、川崎市で「差別のない人権尊重のまちづくり条例」ができようとしているという報告があり、「これから行われるパブリックコメントにぜひ応援のコメントを!」という熱い呼びかけがあった。
とても共感したので、ぜひ私からみなさんにも呼びかけをしたいと思いここにご案内をする。

今、全国各地の自治体で、人種差別を禁止する条例やガイドラインが作られている。東京都でも「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」が本年の4月に施行されている。
川崎市では6月24日に条例の素案が提出されたとのこと。現在パブリックコメントの募集中だ。ぜひ皆さん積極的に参加していただきたい。おそらくヘイトスピーチを繰り返している団体から反対のコメントが多数寄せられることが想像される。それに負けないよう応援のコメントを寄せたいと思う。もちろん私も応援のコメントをする。
なにも条文について専門的なコメントをする必要はないし、担当部局への応援の一言でもよい、という呼びかけだ。また、何通提出してもよいとのこと。

品川区でも、2015年に「外国人の人権が十分尊重されることを求める意見書の提出に関する請願」が出され、私の所属していた総務委員会で審議されて全会一致で採択となった。その時提出された意見書はこちらから。しかし、条例化への動きは今のところ見られない。
実は私自身もヘイトスピーチへの禁止が、変な風に表現の自由の制限につながりはしないか?ということを懸念する気持ちもあった。しかし、言葉による暴力は間違いなく、自由の枠を超えた紛れもない犯罪だ。
川崎市の条例は、人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、出身、障がい、その他を理由とする不当な差別を禁止するものだ。そして、人権施策推進基本計画の策定、人権教育及び人権啓発の推進、人権侵害を受けた人たちへの支援が示されたとのこと。そして続けられる在日コリアンへのヘイトスピーチ行動については「公共の場での不当な差別的言動の禁止」と明記され、刑事罰が規定された。いきなりの刑事罰はやはり私のように「表現の自由との不整合」との懸念もあり、差別的な言動に対してはまずは川崎市が監視し、指導、勧告を行いそれに従わず悪質なものには川崎市が刑事告訴することが定められたとのことだ。

品川区は「人権都市宣言」を行っている。先行する様々な自治体の事例を参考にしながら、品川区にも同様な趣旨の条例を作る動きを作っていきたいと思う