年輪の会の学習会に参加しました。~テーマは交通運賃割引制度~

11月10日は二つのイベントがありました。午前は原発いらない・戦争とめようパレード。そして午後には「年輪の会」の学習。障がい者団体の一つである「年輪の会」の学習会がありました。私は両方に参加しました。

今回は、年輪の会の学習会についてのご報告です。
 年輪の会は精神障がい者の当事者の会です。精神障がい者の医療・治療法・支援制度など様々なテーマで研修会を精力的に開催されています。
私は、10年前に区議会議員になって以来、可能な限りこの団体の学習会に参加させていただいています。学習会のたびに、当事者の方々の置かれている状況について理解が深まっています。参加されている皆様の声は、誰でも安心して住み続けられるまちづくりを政策に掲げている私への
提案なのだと実感し、役割を果たしていきたいといつも思えるものです。

この日のテーマは、「交通運賃割引制度について」でした。これまで、ほかの障がい当事者に対しては不充分ながらも設定されていた交通運賃割引制度ですが、精神障がい者だけは対象外でした。それが、当事者や家族会の粘り強い運動によって、JRグループと大手私鉄の制度導入につながったとのこと。喜ばしいことですが、詳しく伺えばまだまだ不充分・・・。品川区の障がい者福祉は全体的に立ち遅れていますが、中でも、精神障がい者への福祉制度は不充分、と思われる点は他にもあります。今後も有効な提案につなげるためにも学習会への参加はさせていただきたいと考えています。(よしだ・ゆみこ)