3.11から4年―原発ゼロ社会を諦めない、さよなら原発品川パレード!

 

さよなら原発 品川パレードに参加。この日、福島の子どもたち、全国で繰り広げられている脱原発行動にこころを合わせコール。3月8日

3.11大震災、続く東京電力福島第一原子力発電所事故から丸4年。政府による早々の事故収束宣言にもかかわらず、依然として13万人にものぼる人々の帰還を阻む深刻な事態が続いています。脱原発を決定する政治が、スリーマイル事故、チェルノブイリ事故をゆうに上回る史上最悪レベルの事故を引き起こした日本に求められていますが、第三次安倍政権のもと、原発再稼働の動きが加速化しています。民意無視、今や絶対多数となった市民の意思が政治に届かない不条理を噛み締めるような日々…。そうであればなおさら、私たちは、諦めることなく原発ゼロ社会を実現するまで、市民力を発揮し続けなければなりません。 

季節は移り変わり、今年も311日がめぐってきました。先駆ける8日には、各地で脱原発を求める様々な行動が行われたことと思います。私も品川でのアクションに参加しました。少し遅くなってしまいましたが、ご報告します。 

38日、「原発いらない・さよなら原発 品川パレード実行委員会」が主催する脱原発パレードに参加しました。生活者ネットワークの井上八重子区議会議員が実行委員会の一角をなす「さよなら原発品川アクション」に参画しており、私も生活者ネットワークの一員として、また一市民として、「さよなら原発品川アクション」に賛同しての参加でした。この脱原発パレードは3,11以来、年2回行われており、今回で8回目となります。 

当日は小雨が降る中でのパレードでしたが、約150人が参加し、戸越公園から戸越銀座商店街を通って、戸越台公園までシュプレヒコールをしながら歩きました。コールの中に「子どもを守ろう! おとなの責任!」というフレーズがありました。みんなと声を合わせてこの言葉を叫びながら、この1月に、こちらも毎年「成人の日」前後に開催されてきた「子どもたちとおとなが一緒に考える被災地の復興支援」という集まりでの福島の子どもたちの声を思い出していました。「おとなたちは自分のことしか考えていない」「後始末をするのは僕たちの世代だ!」という言葉です。本当に胸が痛かった…(詳しくは私のHP116日の記事を見てください) 

核廃絶・反原発を掲げ続け、東京をエネルギー自立都市へと訴え、実際に20年、30年前から市民活動との連携で市民立風車や太陽光発電所をつくってきたことは、生活者ネットワークの成果のひとつです。ですが、原発は止まらず、福島原発事故は起こってしまいました。福島の子どもたちの言葉を叫ぶことで責任を果たせるわけではありませんが、これからも脱原発の発信とそれにつながるさらなる実践をしていくこと、諦めないで核・原子力政策を止めることが今の私の、そして市民の政治ネットワークである、生活者ネットワークの役割なのだと考えています。 

全国規模の大きなパレードももちろん重要で大切ですが、地域でのまちまちにわけ行って、そこに暮らす皆さんと対話するような、こういうパレードもぜひ続けていかなくてはいけないと強く思います。秋のパレードには、皆さん参加しませんか? 一緒に声をあげて、脱原発の意思を確認しあいましょう。<よしだ・ゆみこ>