品川区高次脳機能障害者と家族の会の講演会に参加しました。

品川区議会第3回定例会が閉会し、間をおかず区議会の区民委員会視察がありました。
そして土日といえば、自主的な活動を行っている団体から行事や講演会、学習会など様々なイベントにお誘いいただきます。
体力と相談しながら可能な限り参加しています。

11月17日は、旗の台の心身障害者福祉会館で行われた「品川区高次脳機能障害者当事者と家族の会」主催の講演会に参加しました。この日の講演のテーマは「高次脳機能障害のある方のご家族への支援」でした。
講師は上智大学総合人間科学部 看護学科の石川ふみよさんです。

 私は、当会が実施される講演会や学習会にはできるだけ都合をつけて参加をしてきました。これまでの講演会では、高次脳機能障害者当事者への理解や、生活するための支援、仕事に復帰するための支援について学ぶことが多かったのですが、今回は「当事者を支える家族への支援」に焦点を当てた内容でした。

 海外の事例や、国内で行われたいくつかの調査をもとに、高次脳機能障害者を介護している人がどのようなストレスを感じているのかを解き明かし、適切な支援はどういうものか?支援がめざす「家族に対する心理的教育アプローチ」はどのようなものなのか?などが示されました。

 講演の後は、会としての活動紹介や講演会に参加された当事者の方やご家族の方から日頃の思いなどの報告がありました。
「妻には感謝している」という当事者の方からのご発言と、それに対する「長年介護してきて、今日初めて(感謝の言葉を)聞きました」というお連れ合いの言葉に、会場全体が暖かい笑いに包まれました。(よしだ・ゆみこ)