会派を超えて駅頭集会~「安保法制」に疑義!慎重審議を!意見書採択される!
会派を超えて駅頭集会
本会議が終了した翌9日の夕方、「生活者ネット」「共産」「民主・無所属」の3会派が合同で駅頭集会を行った。国会・政府に「安保関連法案の慎重審議を求める意見書」が、品川区議会で採択に至ったことを、いち早く報告しよう、と集まったもの。雨の中ではあったが、人通りの多い大井町駅入り口の前にずらりと並び、「慎重審議を求める意見書採択!」のプラカードを掲げて道行く人たちにアピールした。
それぞれの会派ごとにマイクをまわしたが、異口同音に語ったことは、「自・公以外が全員採択賛成に起立した」こと、「4月の選挙で自・公に過半数を取らせなかった意義」であった。また、「全会派一致の意見書をめざし、法案の中味の可否には触れない形で『慎重審議』を求める意見書にした」「にも関わらず、全会派一致には至らず(自・公勢力が反対)、ギリギリ過半数での意見書採択になった」などなど、からくも議会内で民意を反映するに至ったプロセスなどが語られた。
私は、<この「自・公以外が一致した」という事実が、如何に様々な立場の人たちが現在の国会での審議に危機感を持っているか、このことを何よりも如実に表している>と思っているので、その思いを込めてマイクを握った。そして、私が委員として所属し、今回の件で意見を開陳してきた総務委員会での議論の報告と、生活者ネットワークとしては、昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定の時から一貫して、<集団的自衛権=外国への武力行使は憲法に違反する><解釈による改憲(=壊憲)は、国民主権をなきものにする行為であり、私たち「憲法制定権者」はこれを許してはならない>と主張してきたことを改めてアピールした。
会派を越えて区議会議員が合同で遊説を行うことは、これまで品川ではあまり行われなかったためか、おおぜいの区議会議員が並んでいる様子に「何事か?」と足を止める人、カメラを向ける人も多かった。偶然我が家の近隣にお住いの方も通りかかって、笑顔で「良かったですね!」と声を掛けていただいたり。いずれにしても、区議会が多様な市民の意思を集め、会派をこえてともにとことん議論し、あるべき方向を見出していく、そういう議会にしていくことの重要性を肝に銘じたいと思う。
自・公20人、その他の議員が20人と、まさに拮抗している中で「意見書提出」を実現した今回の議決。4月の統一地方選で、4年前に失った1を復活し、生活者ネットワークの議席を2に戻すことができた意義を改めてかみしめることともなった。<よしだ・ゆみこ>
「新ガイドラインと安保・自衛隊法制―安部政権のウソを暴く―」 湯浅一郎さん(ピースデポ副代表)に聞く6.30緊急集会、録画を以下(品川・生活者ネットワークHP)にアップしました。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=hkXCj6uuYI4