第二回 定例議会報告 その①

今期最初の一般質問に立つ吉田ゆみこ

品川区第二回 定例会のご報告を申し上たい。

私、吉田ゆみこは一般質問を行った。取り上げたテーマは以下の3つ。
①子どもの権利に基づく、児童相談所設置について
②高齢者と障がい者グループホーム設置の考え方について
③羽田新ルートに関して、羽田空港周辺進行協議会による助成事業応募について

これらの質問の中から、①子どもの権利に基づく、児童相談所設置についてご報告する。

生活者ネットワークは、設立以来子どもは「社会の一員として権利の主体であるべき」として「子どもの権利の確立」を訴え続けてきた。
2024年10月には、品川区に児童相談所が開設される。子どもの権利擁護のための施設は身近な自治体にあってこそ、力を発揮できるものであり、開設については評価している。一方で、児童相談所は「子どもの権利を守るために必要」と判断した場合は、子どもを親から引き離す存在であることも確かだ。従って、その設立に当たっては品川区として「子どもの権利を守る」という理念を明確に掲げる必要があると考え、「品川区子どもの権利条例」制定を求めて質問に取り上げた。

区の答弁は、児童相談所設置条例に区の理念として「子どもの最善の利益の実現」を盛り込むとしながらも「子どもの権利条例」制定の考えはない、という残念なもの。結局、区の認識は「児童相談所は児童福祉法に基づく施設」に留まっていることが明らかとなった。
児童相談所が児童福祉領域を担う機能であることは百も承知だ。だからこそ「子どもの権利」を前面に打ち出す必要があるのだ。

子どもの権利条例制定と共に、児童福祉領域の児童相談所の機能に併せて、子どもの権利領域の機能として、子どもに寄り添う子どもの味方、子どもコミッショナーまたは子どもオンブズパーソンの制度化がぜひ必要だ。区からも教育委員会からも独立した第三者機関として、子どもコミッショナーまたは子どもオンブズパーソンの設置を求めたが、答弁は「児童相談所の事業において、子どもの意見表明を支援する事業として、子どもアドボケイトの導入を検討」というもの。およそ「第三者機関」とは認めがたいものだ。

一方で児童相談所と子ども家庭支援センターはそれぞれ独立した機関として存在し、互いに補完しあう関係であるべきという質問には、「別々の組織として両輪として機能させる」という確認ができた。が、実際にどう両輪となるかは、注意深く見ていく必要がある。

児童相談所設置を目前にして、「子どもを権利の主体」として捉え、社会に強く訴えていきた品川・生活者ネットワークの「使命」の重要性を改めて痛感した。これからも「子どもの権利」の確立を目指す市民の皆さまと共に、この「使命」を果たしていきたい。(よしだ・ゆみこ)