どこへ行く?品川区議会

昨日、本会議開催のご案内をしたばかりだが、今日の本会議は会期の決定をしたのみで延会となった。13時開始時点で議場に参集したのが議長のほか9名のみ(現議員数は議長も併せて38名)だったためだ。流会とはせず、調整がされたようだが結局予定されていた5人の議員の一般質問は行われず、20時に再開された議会で翌日への延会を決めて終了した。

ことの発端は「最大会派からの推薦によって議長職に就いた」現議長に対して、当の最大会派から出された不信任動議だ。5月29日の臨時議会で可決となったが、議長は辞任を拒んでおり、法的には辞める義務は定められていない。その後の議会運営委員会の中では「辞めろ」「辞めない」の応酬が続いていたが、双方とも主張を続け、本日の仕儀となった。

両者それぞれ言い分はあるのだが、もともとは自分たちが推薦して議長に押し上げた責任は重いはずだ。それぞれの主張は続けていただいて結構だが、あくまで会派の中で解決していただきたい。問題を議会に持ち込み、議会開催を人質にとるようにして解決を謀るのはいかがなものか。区政について議会で議論するのが議員の役割であるはず。言い分はあるにしろ、基本の役割を放棄するのは付託を受けた区民に対して申し開きができない。

品川・生活者ネットワークとしては、どちらに賛成とか反対とかではなく議員の役割を果たしたい。果たすべきだと思う。その一念だ。

今のところ、明朝9時半に議会運営委員会が開かれ、延会となった議会日程を再度組み直す。そして、10時に改めて本会議が開かれる予定だが、その時になってみないと本当に開かれるのかどうかは不明だ。(よしだ・ゆみこ)