2023年 第4回定例議会のご報告をします。

 

最終本会議で、組織改正条例案への反対討論を受けて、同条例案への賛否を表明する各議員。吉田ゆみこは後ろから2列目の左から2番目、着席をしていることで同条例案への反対を表明。<写真提供:フリーランスの会>

品川区議会第4回定例会は11月22日から12月6日の会期で開催されました。今回上程された議案は条例議案16件、契約議案1件、事件議案9件、予算議案1件でした。その他に議員提案議案として「ガザ地区の即時停戦を求める決議」が提出されました。提出された議案はすべて可決決定されました。

品川・生活者ネットワークは、本議会にかけられた条例案のうち、第77号議案「品川区組織条例の一部を改正する条例」に反対をしました。

 本条例案は「企画部」および「総務部」を「企画経営部」および「区長室」として再編することなどが含まれており、区長に権限が集中することが懸念されることが反対の理由です。現に、区民アンケートの一部である羽田問題に関する結果報告が、区民への説明も、区議会への報告も行わないまま、区長の独断専行で国に報告されるという事態が起きました。また、男女共同参画推進フォーラムが何の説明もないまま突然中止になったり・・・、あながち杞憂とばかりは言えないと考えます。

私、吉田ゆみこが所属する会派「しながわ未来」としては懸念は残しながらも「まずは賛成して新たな組織運営の方向性を注視、点検し、改めるべきところはしっかり修正を求めていく」という考え方で賛成をしました。

しかし、品川・生活者ネットワークとしては「賛成すべきではない」と判断しました。本条例案については最終本会議で1名の議員から「反対討論」が行われました。
その後行われた賛否の表明の際、品川ネットの吉田ゆみこは、「着席」していることで「条例案に反対」(つまり、反対討論に賛成)という態度表明を行いました。

本条例議案につきましては、結果として賛成多数で可決されてしまいました。新たな組織運営がどのように進められるかについては、区民のみなさまと共にしっかり注視し、問題点を指摘していく必要があります。みなさまからのご意見をお待ちしております。 (よしだ・ゆみこ)