羽田新ルート案、教室型説明会の新たなスケジュールが提示されました。~常任委員会報告①

本日(1月21日)区議会では5つの常任委員会が開かれ、その一つの建設委員会に於いて、羽田新ルート案に関する教室型説明会のあらたなスケジュールの報告があった。(昨年12月7日にご報告させていただいた説明会に続くものとなる。)本日発行の「広報しながわ」でもご案内があったが、少しでも多くの方に参加していただきたいのでここでも改めてご案内をしておく。

〇日 時:2019年2月6日(水) 19時~20時30分
 会 場:台場小学校
 対象地区:品川第一地域センター管内の方

〇日 時:2019年2月14日(木)  19時~20時30分
 会 場:第三日野小学校
 対象地区:大崎第一地域センター管内の方

〇日 時:2019年2月20日(水)  19時~20時30分
 会 場:三木小学校
 対象地区:大崎第二地域センター管内の方

〇日 時:2019年2月21日(木)  19時~20時30分
 会 場:大井第一小学校
 対象地区:大井第三地域センター管内の方

対象地区については12月7日のご報告でも記載した通り、それ以外の地域の方たちを排除するものではないので、ご都合の合う方はぜひ参加していただきたい。
私自身は昨年末の12月20日の説明会に参加したが、はっきり言って様々残念なことがあったと言わざるを得ない。

① 国土交通省が報道陣の参加を制限したこと。理由は「報道カメラなどがあると緊張して発言しにくい人がいるから」というもの。しかし、これについては当日会場からも「別に報道されても構わない!」という声も複数上がった。もし、緊張する人がいれば申し出てもらい、カメラをストップしてもらえば良いことではないか?
これについては、品川区は報道を認める姿勢を示しており、生活者ネットはこの点に関しては品川区の姿勢を評価したい。

② 説明が従来から配布している資料に記載されている内容の域を出ず、当日も資料を配っているので素の繰り返しは不用ではないか?その時間があれば意見交換の時間をもっととるべきだった。質問者は対象管内の人を優先したのは良いとして、それ以外の人にも質問の機会はあるように冒頭で説明しておきながら、冒頭の資料の説明が長くて結局その機会はなかった。

③質問に対する答えも従来の答弁の域を出ず、参加者から出た専門性の高い質問に応えられなかった。これは音に関する質問だった。「資料にはdb(デシベル)でしか表記が無いが、dこれだとdba 、dbb 、dbzのどれだかわからないので説明をしてほしい」という趣旨のご質問だった。正直なところ私にはよくわからず「デシベルにもいろいろあるのか…」と初めて認識した次第。しかし、音(騒音)の問題については当然質問が出るのは想定内ではないか?にもかかわらず、「わかるものがいない」ということで終わった。質問者は「あなたが分からないということなのか?今日この会場にはわかる人が来ていないという意味か?」と再度確認していたが、答えは「今日は分かるものがいない」というもの。後で調べて個別に回答するとか、調べたのち品川区に答えを託す、などのフォローも全くなく、区民の質問に真摯に向き合う姿勢が欠けていた。説明会終了後、質問された方と少しお話をしたが「音の質問が出るのは当然なのに、応えられる人を連れてきていない」という国土交通省の態度にあきれておられた。

これらは国土交通省の問題であるが、「教室型説明会を強く求めてきた」と言っている品川区をも愚弄する態度といえる。今回スケジュールが出されたもの以外にも最終的に13か所開催を目指して国と交渉しているということなので、アリバイつくりの説明会でなく真摯に質問に応える姿勢を品川区からも国に求めるよう主張していきたい。(よしだ・ゆみこ)